「母親をラクにすることを日々のプレーの動機にしなさい」
故野村克也さんが、中村奨成選手にかけた言葉です!
「人生ナメていた…」伸び悩みの広島・中村奨成が心入れ替えたワケ(FRIDAY) – Yahoo!ニュース
この言葉の意味について今日は書きます。
中村奨成選手を知りいた方はこちらから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%A5%A8%E6%88%90
真意
中村奨成選手は小さい時から知られた選手で、甲子園ではホームラン6本、打率も6割越え、甲子園準優勝、強肩強打の捕手として注目されていました。
しかしプロ入り後は伸び悩み今年で4年目を迎えますが、まだ1軍の試合に出場したのは数試合。ヒットもなしとなっています。
ちなみにこの言葉をかけられたのは、プロ入り後野村さんとの会談でのことらしく、野村さんは、中村奨成選手の未来が見えていたのかもしれません。
中村奨成選手は野球だけしかやっておらず、野球だけよければいいという考えで、普段の態度や素行はあまりお手本になる感じではなかったそうです。
そういった部分も野村さんは分かっておられ、この厳しいプロの世界で生きていくには野球だけうまければ、生き残っていけるものではないという意味で、今の考えでは必ず辛い場面も来るからその時には、
「母親をラクにすることを日々のプレーの動機にしなさい」
という心の支えを教えてくれたのだと思います。
母親の為に・・・
「母親をラクにすることを日々のプレーの動機にしなさい」
の言葉の中でも「母親のために」という所に大きな意味があります。
人間生きていれば辛い事、苦しい事は、必ずやってきます。
そう言ったことから逃げずに立ち向かい、乗り越えていくには、自分の為だけにという気持ちでは乗り越えることが出来ない時もあります。
そんな時に必要になってくるのが、自分以外の誰かのためにという気持ちです。
自分の為だけであれば辛い事や苦しい事があったら、自分が諦めれば、自分が逃げれば、誰にも迷惑をかけずに済むし、楽になれると勘違いし、逃げてしまう事もあります。
でもこれが自分以外の誰かのためにであったらどうなるでしょうか?
逃げる事は出来ません。やるしかないのです!
この自分以外の誰かのためにという気持ちは、苦難を乗り越える大きな力になることが野村さんは分かっておられたのです。
もう一つの意味
「母親の為に」という言葉の意味にもう一つあります。
それは『目的』です。
プロに入ることを夢にしている人は、プロに入れる確率は低くなります。
もし入れたとしても続けることが出来ません。
なぜならプロを目標にしており、『目的』がないからです。
目標だけを決めて目的がない人を良く見かけます。
目的は、目標の根本にあるものですから、目的がない目標は達成しにくいです。
野村さんはこの『目的』が中村奨成選手には欠けているという事も察知していたのかもしれません。
なぜプロで野球をやるのか、どうやってプロで続けていくのか。
そこには、「母親を楽にするため」という目的が必要だという事です。
動機
何かを自らの意志でする時には必ず動機があります。
楽しいからする。
面白いからやる。
みんなが遊んでいるから私も。
野球をやっているのはなぜか?
楽しいから、面白いから、お金が当たるから。
色々動機があるかもしれませんが、こんな動機はプロなら当たり前なんです。
しかもこんな動機の為でプロを続けれるわけないよ。という事も野村さんは言いたかったのだと思います。
自分が何のために野球をやるのか。
それは今まで女手一つで育ててくれた母親を楽にする。母親を笑顔にする。それが自分の動機になった時、もっと上の考え、プレー、選手になれるという事を伝えたかったのだと思います。
野村克也さんの言葉には見習うべきことが多くあります。
母親の為に、誰かのために、この自分以外の誰かのためにという目的をもって夢や目標を実現していきましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。
今日も最幸の1日になりました(*^^)v
楽成感
更に詳しく知りたい方、講座のお申込み