日本人は子育てに熱心です。
子育てに熱心というのは私はとてもいいことだと思います。
でも熱心過ぎて育ててしまっている事が多いと感じます。
アメリカでは子供は育つそうです。
日本では育てるだそうです。
この違い分かりますか?
今日は日本人の育てすぎに関して書いていきます。
育つと育てるの違い
育つとは、子供は放っておいても育つ。です。
育てるは、丁寧に手取り足取り育てる。です。
育つは自主的に、主体的に育つという事です。
育てるは、親の力を借りて、親が育てるという事です。
同じようで違いますよね。
これを野菜に置き換えるとイメージしやすいです。
野菜が育つ。
野菜を育てる。
どうですか?なんか違いがイメージできませんか?
どちらかというと日本人は、育てるに重きを置き、アメリカなどでは、育つに重きを置いている方が多いです。
日本人はなぜ育てるのか?
日本人は素晴らしい人間性を持っています。
色んな国の方から、日本に住みたいや日本は良いところ言われることも多いと思います。
これは日本人が作った国だからです。
なので日本人はとても素晴らしいのですが、その素晴らしさのあまり色んな所で丁寧に育てすぎている所があるのかもしれません。
子育てには特にです。
もちろん赤ちゃんは一人で食事もとれないし、トイレもいけません。
親の手助けは必ず必要ですが、ある程度の年齢まで行っても、子供の為と思い、色々と教えすぎる事があるのも事実です。
その弊害が、自主性や、主体性に乏しいという所に現れてきます。
親の意志が入りすぎ
子供を親の都合でどうにかしようとすると、子供は自立できません。
子育てが丁寧なのは良いと思いますが、必要以上に教えすぎる、そしてしまいには親の感情が入りすぎる場合があります。
もちろん我が子なので感情が入るのはいいのですが、親の意志で子供をどうにかしようとする親もいます。
例えば、必ず大学には行きなさい。だから毎日勉強しないさい。だとか、試合に勝つために、毎日練習しなさいとか、あなたは一流の企業に就職して、親に仕送りしてとか。
これは全て子供本人の意思が尊重されているのでなく、親の意志を子供に無理やり押し付けているだけなのです。
大学に行くというのは親の意志です。試合に勝つというのも親の意志です。親に仕送りというのも親の意志です。
勘違いしてはいけないのは、子供がかわいいなら子供が考え決める道を進むようにさせてあげるべきです。
それが親として役割です。
成功も失敗もどちらも必要です!
子供が失敗しないように。
子供が間違った道へ行かないように。
そう想い育てるという事をされていると思いますが、子供にとっては成功だけでなく失敗も必要なんです。
もちろん最低限のやってはいけない事を教える義務は親にあります。
でも子供の人生まで決める権限は親にありません。
アメリカの子供たちは、大人になると家を出たいと思うそうです。
家を出るという事は一つの自立でもあります。
でも家を出るという事には、もちろんいい面もあり悪い面もあります。
親は子供失敗させたくないと思っているかもしれませんが、子供が長い人生を生きていくには、失敗から学ぶことも必ず必要なんです。
見守るという姿勢
どこかの段階からは見守るという姿勢は必要です。
その見守るというのは、早ければ小学校高学年、遅ければ中学校卒業ではないかと私は考えます。
この時期というのは体も心も大きく成長します。
この時期が大人としての土台を作る時期でもあり、成功も失敗も必要なんだと思います。
この時期に親がじっと見守ることが出来れば、それは子供にとってプラスになります。
見守るとは、待つという事でもあります。
気付くのを待つ。
自ら行動するのを待つ。
考えるまで待つ。
子供の為を思うなら見守ることも大切です。
夢や目標は自分のものです。
子供には子供の夢や目標があります。
親が決める事ではありません。
子供が自分の夢や目標を叶えるために、親が夢や目標を持ち、日々前進していきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今日も最幸の1日になりました(*^^)v
楽成感
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