本番で実力を発揮!
本番で持っている実力を100%、あるいは100%以上出せる人が必ず勝ちます。
本番の為に練習をしたり、努力をしたり、色んな事を考えたりして過ごして、必ず来る本番を目標にやっています。
そしてその本番で自分のやってきたことをすべて出しきる。
後悔のないように、100%やりきる。
そうすることが出来れば、自ずと結果はついてきます。
でもそんな本番に力を出し切れない人も必ずいます。
そんな力を出し切れる人と出し切れない人の差はどこにあるのでしょうか?
今年の選抜大会の代替え大会として行われた2020年甲子園高校野球交流試合も本日で最終日となりました。
そんな原則無観客で行われている試合の中で、昨日帯広農業高校が関東大会優勝の健大高崎に勝利するという試合がありました。
関東大会優勝の実力ですから、もちろん全国でもかなり上位の実力があるはずです。
逆に帯広農業高校は、北海道大会ベスト4で21世紀枠で出場しているので実力としては、健大高崎の方が優位であったと思われます。
でも結果は帯広農業が4-1で勝利しました。
https://news.goo.ne.jp/article/numberweb/sports/numberweb-844659.html
これは帯広農業が本番で実力を発揮したから勝利できたのです。
逆に「機動破壊」と言われ全国に名を知らしめた健大高崎は実力を発揮できなかったから勝てなかったのです。
底力は健大高崎の方が上であったかもしれません。
でも力は持っているだけでは、力の持ち腐れなので、やはり本番で発揮しないと意味がないのです。
なので勝った方が強いんです。
本番で力を出せる方が強いんです。
なぜ本番で力を出せないのか?
本番で力を発揮できないのは、心と体調が万全な状態でないからです。
体調が万全でないというのは分かりやすいと思います。
例えば、どこか故障しているとか、お腹が痛いだとか、風邪をひいてしまったとか、何かしらの体調がいつもと違う状態であれば、それは練習とは違う状態になるので、中々実力を出し切るというのは厳しいです。
心が万全でないというのは、自分で気付きにくいところがあります。
例えば、自分で今日はいつもより緊張しているとか、いつもよりやる気が出ないというのは、意識すれば気付けますが、基本的にはいつも同じ状態で本番にのぞんでいると思っているはずです。
でも心=メンタルの状態は実を言うと日々変化しており、この心の状態を本番にどうもっていくかで実力が発揮できるか出来ないかが変わってくるのです。
体調は、予期せぬ事故での故障は気をつけようがありません。
また風邪をひきそうや体調が良くなければ、練習を休むことで調整も出来ます。
そうやって教えられてきているはずですし、過去の経験からも自分である程度調整は出来ます。
しかし心の部分は、誰も教えてくれる人がいなければ、それはぶっつけ本番で当日の朝、目が覚めてみて、その場所へ行ってみて、心の状態がどうなのかを知るしかありません。
これだと本番で力を発揮できる人、出来ない人というのは出て来てしまいます。
つまり本番で力を発揮できない人は、実力がないのではなく、本番のメンタルの状態がどうなのかで力が発揮できる人、出来ない人で別れてしまうのです。
力を発揮する状態!
力を100%以上発揮できる状態は、最高に集中している状態で適度に緊張をしている状態なのです。
力を発揮できないメンタルの状態とは、やる気のない状態と緊張しすぎている状態の二つです。
やる気のない状態というのは、いつもより集中出来ない、勝ちたいという気持ちが少ない、疲れるといった状態です。
何かしらの要因で集中が出来なかったり、やる気が出なかったりする状態は来ると思います。
それが大事な本番に来てしまうと、それは最高集中状態にはならないので、実力が発揮できなくなります。
緊張しすぎている状態とは、言葉そのままであがってしまっている状態です。
あがり症の人は、この状態になりやすく、この状態になると周りが見えなくなって集中出来なくなったり、体が強張って力が出せなくなったりします。
このやる気のない状態を「さがり状態」、緊張しすぎている状態を「あがり状態」と呼びます。
この状態に入らないように、もしくは入ってしまった場合は、そこから抜け出して、最高集中状態にいれて、適度な緊張状態に持って行ければ、実力を発揮できるようになるのです。
さがり状態から抜け出す方法!
さがり状態から抜け出すには、言葉と動作を使い抜け出します。
言葉とは、気合が入る言葉を使います。
例えば「行くぞ!」「ヨッシャー!」「出来る!」など元気になる、力が湧いてい来る言葉を言う事で、さがり状態からあげて抜け出します。
動作とは、言葉と同時にあげる動作をします。
例えば、「ガッツポーズ」「ジャンプする」「№1ポーズ」など色んな気合が入る、プラスの時、良い時に出るポーズを行います。
この動作と言葉を組み合わせて行う事で、さがり状態から抜け出します。
試合前や試合中に行う円陣にはこの効果があります。
あがり状態から抜け出す方法!
あがり状態から抜け出すには、腹式呼吸を使います。
腹式呼吸は、腹部を使った呼吸です。
息を吸うときはお腹を膨らませて、吐くときはお腹をへこませます。
息を吸うときは鼻から吸って、口から吐きます。
吐き出す時は細く長く吐き出すことイメージして行い、吐く時間は吸う時間の2倍以上かけます。
こうやって緊張している、あがっている状態をさげる。
心を落ち着かせることで、適度な緊張状態までさげるのです。
こうする事によってリラックス出来て本番で実力を発揮しやすくなるのです。
想いの強さも本番に影響する!
今年はコロナの影響で色んな所で色んなイベント、大会が中止になっています。
こんなことを誰が想像できたでしょうか?
最初にお話ししたように選抜甲子園の代替えとして2020年甲子園高校野球交流試合が行われていますが、健大高崎に帯広農業が勝利したり、石川県大会の決勝では星稜が秋の大会大差で勝利している日本航空石川に敗退したり、当初の予想とは違う結果になる事が続出しています。
これは選手の想いの違い、いわば目標への想いの違いとも言えます。
帯広農業は21世紀枠で出場し、実力は健大高崎の方が上だったかもしれませんが、甲子園で勝利するために、いつもと同じ野球をした。バントで塁を進めて1点をとる野球を貫いた。
これがいつも通りの野球をやるという意味と勝利へ想いの強さが現しています。
逆に健大高崎は、名門高でもありますので、甲子園という舞台への想いが強く甲子園に行くために、甲子園に出てさらにその上、プロに行くために小さい時から野球をやって来た。
何ならそのために健大高崎に入学したという選手も多いはずです。
でもそんな想いをコロナが全てなくしてしまい、どこかで目標を見失ってしまった。
でも目標はまだ先と立て直せた選手もいるかもしれませんが、それ以上に甲子園という思いが強いチームほど、甲子園がなくなったというショックは大きかったので、その立て直しも遅れたのではないかと感じます。
星稜も2020年甲子園高校野球交流試合では履正社に大敗しました。その数日前には県内39連勝もストップし、秋に大勝している日本航空石川に負けています。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/08/10/kiji/20200810s00001002111000c.html
星稜も全国各地から甲子園、そしてプロを目指す選手がやってきます。
そんな中での甲子園がなくなるというのは、言い表せないほどショックな出来事だっと思います。
星稜もその思いが強いために、少し立て直しが遅れた、選手達の想いに少し強さがなくなった部分があったために望む結果にならなかったのかもしれません。
逆に日本航空石川は、星稜に勝つために、絶対に勝つためにという強い目標があった為に、最後の最後に星稜に勝てたのかもしれません。
本番に力を発揮するにはメンタル状態を良い状態に保つというのも必要ですし、想いも重要です。
今回コロナの影響というのは、想像も出来ない所まで影響が出ているのだと私は感じます。
逆に言うとこのコロナ困難を乗り越えた人、選手は、過去に前例のない困難を乗り越えたことになり、最強の世代と言われて行くと考えますし、今後どんな困難や苦難が来ても乗り越えれるものと考えます。
まだまだコロナが続きますが、この過去に前例のない困難を乗り越え、夢や目標をしっかり持って、実現して行きましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今日も最幸の1日になりました(*^^)v
楽成感
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