2019年念願のメジャー移籍を果たした菊池雄星投手!
シアトルマリナーズで、日本での開幕第二戦で先発し勝敗こそはつきませんでしたが、イチロー選手がその試合後に引退を表明するといった歴史的な一日に先発するという運命。イチロー選手が、試合の途中で交代を告げられた時にライトからベンチに戻る際に、守っていた選手たちもベンチに戻り、ベンチ前で出迎えるという光景。そして菊池雄星投手もベンチ前で、イチロー選手を出迎えた時に涙している光景は今でも脳裏に焼き付いています。
菊池雄星投手は、メンタルトレーニングを重要視しており、個人でも熱心に勉強されておられます。
菊池雄星投手の母校の花巻東高校にもSBTの教えが入っており、菊池雄星投手も実際にSBTの教えを受けておられます。
そんな菊池雄星投手の著書「メジャーを叶えた雄星ノート」にある名言で、「やらされる百発より、やる気の一発」というのがあります。
この言葉には、現代のスポーツと一世代前のスポーツの考え方の違いがあるのではないかと考えます。トップダウンで、理屈抜きで軍隊のようにするスポーツと、ボトムアップで選手それぞれが自分で考え、行きつきたい目標に向かってどうすればよいかという事を自分で考えて行動を起こすことの違いと考えます。
私らの時代は、先輩、監督から言われたことを忠実に守って、従うことが重要で、一定の枠の中で、形が決まっているパズルの1ピースをそれぞれが決まっている形の所にはめ込むことで、チームが団結し強くなるものと教えられました。しかし今の時代は違います。個人が自分で考え、今するべきことは何か。目標にたどり着くためには何をしなければいけないか、自分で考え、答えを導き行動するという事が、スポーツにおいても、社会においても重要視されています。枠はなく可能性は無限大です。最初から決まっている答えもなく、選手一人一人が導き出した答えが、集まりそれがチームとなり、チーム力となります。
最近のチームではこの辺を重視され、個人練習時間、つまり自分で考えて練習するという時間を設けるチームも多くなって来ています。
実際には私も会社勤めをしていますが、自分で考える能力が乏しいと思うことがあります。だって自分で考えるのではなく、敷かれているレールをどうやってまっすぐ外れないか歩くことだけを教わってきたからです。
人は根拠なきルールのもと、今まではこうやって来たからという不条理な理由で、正解を固定してしまい、それをやらせる事程罪なことはないです。だってやらされるということは、選手がやらせれているという感じた時、辛いと感じた時、苦しいと感じた時、その練習は、その選手にとって何の意味も持たなくなり、単なる試練になるだけです。
逆に、選手が考え、ワクワクする目標にたどり着くために導き出した答えは、辛かろうが、苦しかろうが、自分でやると決めたことなので、我慢、辛抱出来る為、それは苦ではなくなるのです。
人はやらされている事ほど無駄なことはありません。同じことをやるのにしても自分で導き出した答えを実践する事の方が、何百倍も自分のためになるし、身に付き、学習します。
人は楽しく、ワクワクすることは、続きますが、逆に義務感でやらされている事は続かないのです。もし続いたとしても、望む結果、成功には結び付きにくいのです。人は成功したからワクワクしたのではく、ワクワクしたから成功したのです!!
これはスポーツの世界だけに言えることではありません。今社会で求められている人材は、社員一人一人が考え、企業のために何が出来るかという人材です。ただ目立たず会社にひっそりとしがみついて定年を迎えれば、何とかなるという時代は終わりました。実際に急速にAIが普及してくると、考えられない人材は必要なくなります。だって企業が一番困るのはヒューマンエラーだからです。ヒューマンエラーをしないAIと人的ミスの可能性がある人間のどちらを雇うかというと・・・
もう答えは見えていますよね。。。そういう時代がもう目の前まで来ています!!
この菊池雄星投手の「やらされる百発より、やる気の一発!」は、今の時代に沿った主体性を重要視した名言だと思います!
皆さん自ら行動し、やらされる百発ではなく、やる気の一発!精神で夢かなえてみませんか?
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