ある少年野球の試合で、エラーをした選手がいました。
しかもその試合は決勝戦でこれに勝てば優勝という大事な試合です。
その試合の先頭打者の打球をエラーしてしまいました。
しかもその打者は盗塁を二つ決め、ついには先取点に結びついてしまったのです。
さぁそんな時、同じチームメイトのあなたはその選手に対して何をしますか?
指導者であるあなたは選手に対して何をしますか?
チームメイトがすること
チームメイトがすることは、その場でその選手に声をかけることです。
しかも選手同士が会話するような声を大声で掛け合う事です。
この会話がが非常に大切です。
決勝戦という大事な試合で緊張している選手もいると思います。
勝ちたい。負けれない。という思いが強いほどミスはダメ、暴投投げたらどうしようという気持ちになってしまいます。
そんな気持ちの時に本当にミスしてしまうと選手はさらにメンタルが落ちてしまいます。
そうなると頭が真っ白になり、視界が狭くなってしまい、声も出なくなってしまいます。
声を出す。大声を出す。という行為には、気合をいれるという意味もあります。
大声を出すことで、アドレナリンが分泌され、落ちたメンタルを元に戻すことができます。
そして会話することで、ミスにより委縮した体の筋肉がほぐされて、またいつもの動きが出来るようになります。
指導者がすること
指導者がすることは、選手に対して声を掛けてください。
やってはいけないことはここで怒っては絶対にいけません。
なぜならさらに選手は委縮してしまうからです。
プロでもエラーをすることがあるし、どんなに練習してもエラーしない選手はいないのですから、エラー1回で怒るような指導者ならそのチームはやめた方がいいですね。
それよりも選手のメンタルをあげてやる方法を教える。伝える。あげてやることが重要です。
それが監督であり、コーチの役目です。
勝ちたいのは監督もコーチも親も一緒です。
その気持ちが強いほど、思いが強いほどどうしても厳しくなってしまいますが、ぐっとこらえて実際に試合をしている選手が普段の力を出せるように導くことをする。
それが指導者の役目です。
指導者が絶対にやってはいけないこと
指導者がこの場面で絶対にやってはいけないことは、選手を交代させることです。
けがなどをした場合は仕方がありませんが、試合の先頭打者という事は、1回なんです。
その1回にエラーをしたからと言って選手を変えることは選手にとってもよくないですし、そこで選手を交代させるという事は自分で自分を否定していると同じ事なんです。
ここで選手を変えるという事は、最初のスタメンメンバーを選んだのは監督のはずです。
その監督の判断が間違っていたということになります。
自分の判断を自分で間違っていたという事認めたことになります。
そんな監督なら監督をやめるべきですね。
それよりも長い目で見て選手育成するという面からも、出場させ続けるということが必要です。
技術面、メンタル面どちらから見ても成長の良い場面になります。
勝ちよりも楽しい野球
勝つことよりも楽しい野球を前提に指導するのが、少年野球時代は選手にとって良いと思います。
私は負けず嫌いです。
勝ちたい気持ちが強いです。
でも勝つことが全てでないということも分かります。
特に今の時代は、勝つために野球をやるよりは楽しく野球をやりたいという子供たちが増えてきているの事実です。
これは人間の本質であって、正しい事じゃなくて楽しいことしか続かないからです。
実際に負けず嫌いの人も勝つことが楽しいから勝ちたいのです。
勝つの前提には楽しいがあるから勝ちたいのです。
勝っても楽しくないのであれば、別に勝とうが負けようがどちらでもよいとなるはずです。
楽しく野球をする。
Enjoy Baseball
これが現代の野球なんです!
野球だけじゃなくなんでもそうですが、楽しくやる。
楽しむことで夢や目標を叶える。
それが人生を楽しむ秘訣です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も最幸の1日になりました(*^^)v
楽成感
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